子育て中の方は、お子様と一緒に楽しくも忙しい毎日を送っておられるかと思います。
お子様のいるご家庭の明るく賑やかなご様子が目に浮かびます。ときには大変なときやイライラすることもあるかもしれませんが、お子様への愛情の裏返しだということは、どのご家庭も変わりないかと思います。ご家庭では、明るく、優しく、暖かい子育てができるよう応援いたします。
当音楽教室もそのようなものでありたいと思っております。
今までの日本の音楽教育は技術偏重で競争原理に基づいているところがありました。最も良い結果はコンクールに上位入賞するようなことです。幼児教育では早期教育がなされ、絶対音感トレーニングや、何歳までに伝統的なピアノ教本であるツェルニーのどくらいができているかといったことが目安になったりしていました。もちろん、それを否定するつもりもありませんし、音楽家になるうえで必須の学びだと思います。
しかし、それはあくまで音楽家になるならということです。それもクラシック音楽のです。
現代ではJPopなども含めて、当然ながら様々なジャンルの音楽があります。いわゆるドレミでできている西洋音楽以外にも日本には伝統音楽としての邦楽がありますし、なかにはアジア、中近東、アフリカの音楽をされる方もいます。
幼少期にクラシック音楽のそれもピアノという楽器に限定して教える必要性はどれほどあるでしょうか。将来、お子様がどのような音楽をやることになっても、対応可能な基礎を遊びながら学ぶことを、ゆっくりと暖かく見守るような教室にしたいと思っています。
また、音楽を続けたくても、生活の変化などで難しい時期があったりすることは長い人生の中で普通のことです。それでも心の中に音楽があり、それが支えになっているというような音楽経験であってほしいと思っています。